理事長紹介

一般社団法人 小牧青年会議所

2019年度 第48代理事長

佐藤 君治

理事長所信

 

「はじめに」

 英知と勇気と情熱を持った先人たちによって明るい豊かな社会の実現を目指し1972年、全国で501番目の青年会議所として小牧青年会議所は創立され、志高い先輩諸兄によって地域に根ざし時代に合ったまちづくり運動を展開し、これまでにも様々な実績を残してきました。今後我々は来たる50周年、またその先の60周年を迎えられるよう、その歩みをさらに確かなものにしていく必要があり第48代理事長を仰せつかるにあたり、ここに感謝と敬意を表す次第でございます。

 日本は現在、人口減少社会に伴い少子高齢化、労働人口減少、地方衰退等様々な課題に直面しており、我々が住むここ小牧にも多くの問題が顕在化してきています。それらの問題と向き合いこの小牧のまちをより明るい豊かなまちへと変革するためには、多くの市民と共に、行政や関係諸団体との交流の場を積極的に設け、まちの未来を語り合い、未来を担う子供達の為にも、協働して様々な事業を展開していく必要があります。このような事業によって市民意識に変革が起こり、市民が主体となった明るい豊かなまちづくり運動へと拡がりを見せることこそが、JC運動の本質であると考えます。市民意識を変革し未来を見据えた運動を発信していく団体として、「修練」「奉仕」「友情」のJC三信条を規範とし、覚悟を持って取り組んで参ります。

 

 

「繋がりある組織へ」

 時代の流れと共に、組織のあり方、組織運営の手法も変わっていきます。小牧青年会議所も現状に満足するのではなく、絶えず進化し続けなければなりません。そのためには、枠にとらわれない自由な発想でなにを求められているのかを常に模索し続けなければいけません。その一方、代々引き継がれてきた組織運営も継承しつつ、方針や規則にそって運営していかなければならないのも確かです。また、私たちの運動を広く展開し、まちづくりに繋げていく為には多くの市民、行政、関係諸団体に認知していただき、持っている情報を常に発信していく必要があります。そして、事業や例会各種様々な記録を残し、迅速にメンバーへ周知し共通な認識を持つことで、繋がりある組織へと築いていく必要があると考えます。
 

 

「青年会議所の繋がり」

 世界には117ヵ国に青年会議所があり、日本全国にも695カ所の青年会議所が存在し、約36,000人が志を同じくした仲間が活動しています。この青年会議所という団体の規模は、世界を見てもこれほど大きな青年団体はどこにも存在はしません。この強大なネットワークを通じ小牧青年会議所はこれまでの間、先輩諸兄の積極的な活動により日本青年会議所、東海地区協議会、愛知ブロック協議会など様々な場所で運動発信に寄与してきました。こうした小牧以外の活動は新しい人脈づくり、情報交換、そして、相互の支援体制などで個人的にも組織的にも様々なことが得られる場所でもあります。本年度も引き続き、出向者が思い切った活動が出来るようサポートしていくとともに、対外の場にて得られた経験や知識をLOMにフィードバックして、将来を見据えた組織づくりを行って参ります。

 

 

「新しい仲間との繋がり」

 私は青年会議所活動を通して色々な人との出会いや普段の日常では味わうことのできない経験、そして感動や喜びを得ることができました。小牧青年会議所に入会したことで今日の自分があると感謝しています。だからこそ、青年会議所に対して自信と誇りを持ち、会員拡大を行っていくことが必要であると考えます。そして、まちづくりはひとづくりからとよく言われるように、青年会議所活動をおこなっていくうえでひとづくり、すなわち会員拡大こそが基盤です。会員拡大とは組織を単に維持するために行う活動ではなく、将来まちづくりに貢献する人財を増やす活動であり地域や国、そして輝かしい未来のために志高く行動できるリーダーを生み出すための、最初の一歩を担っているのです。会員拡大は一つの委員会に任せるのではなく、一人ひとりがこの課題を自分ごととして捉え、全員で解決するという意識を持ち、自らの言葉で小牧青年会議所の魅力を伝えられる存在となる必要があります。全国には、近年大きく会員の獲得に成功している青年会議所も多く存在しています。小牧青年会議所においても情報を集め、労を厭わず行動し、既存の拡大活動のみならず、新たな手法についても積極的に取り組んでいく必要があります。

 

 

「活気あるまちとの繋がり」

 現在約1,700ある地方自治体が2040年までに半数消滅する可能性があるといわれています。そしてすでに起こり始めている大都市への一極集中による地方の人口減少、少子高齢化などの社会問題によってこのまちにおいても少なからず影響が出ることが予想されます。しかし小牧に暮らすひとがこのまちに今まで以上に愛着を持ち、安心・安全に生活できる環境であるならば、人口の自然減と社会減に歯止めを掛け、まちの存続が懸念されることはありません。まちづくりで様々な運動へ挑んでいく私たちが、『古い歴史と豊かな文化のまち』である小牧を再度みつめなおし、小牧への愛着を持つ事が大変重要であると考えます。自分の生まれ育った場所の歴史や文化、人との関わり合いを意識し、地域の良さを多くの市民の方へ浸透させていくことが、よりよい活気あるまちづくりへと繋がっていくと信じております。そして私たちが地域を大切にする気持ちを持ち続け、次世代へ小牧を愛する心を引き継ぐべく、率先して運動を展開して参ります。

 

 

「未来を担う子供達との繋がり」

 私たちは、幼少期に家庭・地域・学校から多くを学び、時には厳しく叱られながらも大人の背中を追いかけ自ら力強く歩んでいけるように育てられました。現代社会においては、価値観が多様化し、技術の進化やインターネットなどの普及により生活は非常に便利になりました。その一方、子供に対する家庭教育や地域での生活体験や社会体験、自然体験などが減少し、人間関係を築く力が弱まり、本来大切にしなければならない「ひととの繋がり」や「豊かな心」を失いつつあるのではないでしょうか。未来を見据える上で、地域に密着した運動を行う団体として、われわれ青年会議所が学校や家庭だけではできない教育を担っていく必要があると考えます。さらに、子供達だけではなく、子供達を育む環境づくりにも目を向けなければなりません。教育の原点は家庭にあり、親が変わらなければ、子供も変わりません。信頼しあう親子関係を作るには何が大切なのかを学び、親も意識改革することで子供に手本を示すことができると考えます。未来を担う子供達のために我々がすべきことを考え、明るい未来へ繋がる機会を創出して参ります。

 

 

「結びに」

 青年会議所はよく、人生最後の学び舎であると言われます。学び舎だから失敗してもいいと言われますが果たしてそうなのでしょうか。人生最後の学び舎ならば、今できること、今考えられる全てのことを用意周到にしてやり終えたときに、人ははじめて成長できるものだと考えます。その為にも、我々青年会議所は会議体としてしっかりと成長できるように、各委員長は一年間を通して委員会メンバーを引っ張っていき、委員会方針に基づき会議を行い活動して、一つ一つの担いを迎える必要があります。各委員会に所属するメンバーは、一年間を通して委員長を支え、各委員会メンバーでしっかりと委員会を作り上げなければなりません。一人一人が責任と自覚を持ち、大事な時間を使った先には必ずや今後の人生において他では決して手に入れることのできない大きな財産となります。そして、その先には我々が目指している明るい豊かな社会に少しでも近づくと私は信じています。

 最後になりますが、先輩諸兄から脈々と受け継がれてきた歴史の上に今があることを肝に銘じ最大限の敬意と感謝を申し上げ、綱領にもあるとおり青年としての英知を集めて想像し、勇気を持って決断し、情熱とともに行動します。そして1年間メンバー一丸となって一般社団法人小牧青年会議所の明るい未来の為に邁進することをお約束申し上げ、所信とかえさせていただきます。