理事長紹介

一般社団法人 小牧青年会議所

2022年度 第51代理事長

蛯原 義裕
 

理事長所信

~はじめに~

 1972年、志高き青年達の手によって設立された小牧青年会議所も昨年、創立50周年を終え、50年という長きに渡る歴史と伝統の灯は、熱き想いを持った先輩諸兄姉によって今もなお 脈々と受け継がれ、半世紀を跨ぐ年を迎える事となりました。引き継がれてきた50年の歴史と伝統を尊重しつつ、新たな歴史として変革していく為にも常に挑戦する姿勢を忘れず、創立100 年を目指し更なる50年への大事な一歩となる1年とする事をここにお誓い申し上げます。

昨今の未曾有な出来事により、我々の活動や運動は足踏みする事態となり、これまで当たり前にやれていた事ができなくなってしまった困難な状況下だからこそ、地域を牽引する我々JAYC EEがこれまで培ってきた学びと経験を「英知」に変えて、人々の心を動かす程の強固な「勇気」とリーダーシップのもと、決して揺るぐことのない熱い「情熱」をもって、わがまち小牧の明るい未来の為にどんな事にも臆することなく運動を展開していく事が我々に与えられた使命であると信念をもち運動を邁進して参ります。

~組織の始まりは「相」互の信頼から~

我々がどんな立派なミッション・ヴィジョンを掲げ運動を展開していこうにも、組織の基盤が盤石でなくては思い描いた運動は発信できません。そこには、財務管理、円滑な組織・会議の運営、規律の遵守といった、当たり前の事を当たり前にやる必要があるのです。そして、組織基盤がしっかりとしていても、そこに属する我々メンバーが最大の組織の要になっていることを忘れてはいけません。メンバー一人ひとりが組織の一員である事を自覚し己を律していかなければならないのです。

そうして先輩諸兄姉によって脈々と築き上げられてきた小牧青年会議所だからこそ、50年という長きにわたり地域で活動ができているのだと考えます。50年という歴史は一般企業でみたら、誇らしい功績だと思います。地域から必要とされる団体だからこそ、これからも運動を展開し、発信を続けていく必要があるのです。

その為には、時代に即した広報戦略を取り入れ、軸となる広報のスキームを確立する事で、多くの市民の目に留まり、延いては小牧青年会議所のブランディングに繋がっていくのではないかと考えます。正確でスピード感ある広報、運動を最大限に引き上げる広報、そして何よりも小牧青年会議所を沢山の市民に周知する広報。効果的な運動を発信する糸口は地道な作業と仕組みの隣り合わせにあるのです。

~視野「eye」を広く持ち「集」いのある機会を~

近年の活動の縮小により事業に足を運んで直接参加ができなくなりました。ただ、それは私たちの活動に決して消極的な事ばかりをもたらしたわけではないと考えます。インターネット一つで世界中の同志と繋がる事ができるキッカケになったのではないでしょうか。世界的な組織でもある青年会議所にはとても有意義な効果をもたらしたと言っても過言ではないと思います。しかし、現実問題として対外に目を向ける機会も減少してしまい、ブロック協議会や地区協議会、日本本会の運動への参画する意識が弱まっているようにも感じます。外に目を向け、学ぶ機会を掴みに行く、それもまた青年会議所なのではないかと考えます。

青年会議所で学ぶ場所、それは例会や事業だけではありません。

運動を構築していく過程の中で、仲間と共に活動し育まれていく学びも多いのではないかと思います。メンバーが集まれば、自然とそこで議論が始まり沢山の知識と理解が深まり学びとなる。であるならば、集う事で学びは始まり、そこにどれだけのメンバーが集うのか、そして、互いに集う機会をどれだけ提供できるのか。これこそが我々、青年会議所の常のミッションであると確信しています。

~出「逢い」を以て彩りある組織へ~

小牧青年会議所が50年の長きもの間、まちづくり運動を展開してこれたのは、メンバーの入会と卒業を繰り返し、会員拡大を最大の基本運動と考え止めることなく継続し、新陳代謝を行ってこれたからではないでしょうか。一人ひとりの意識を変え、志を同じうする仲間を集めていく。我々の拡大活動はまちづくり団体として遠回りに見えるかもしれませんが、私は一人の市民の意識変革が行える拡大こそまちづくり運動の一番の近道だと確信しています。

新しい色を常に探し、重ねていき、また新たな彩(いろ)として今の時代を飾っていく。ただ、塗り重ねられた新しい色の下には重ね重ねになった彩があり、現在の組織の色彩を鮮やかに輝かせ支えてくれているのです。今ままでも、これからも、小牧に関わる全ての青年が我々の同志です。見たこともない色の発見は待っていても見つけられません。我々、全員の意思を一つに青年会議所のプライドと情熱をもって果敢に突き進み新たな色を多様に取り入れていくのです。

そして、入会したメンバーはまだまだ水で流されてしまう程の色の薄さしか持ち合わせていないのです。せっかく取り入れる事が出来た色でも流れてしまっては意味がありません。流されない強く色濃くするためにも、しっかりと経験をさせ学ばせる機会の提供も我々メンバーは怠ってはいけないのです。大切に温めるのも大事ではあるが、機会を与え、やりきることの達成感を経験させることで居場所を作ってあげることができるのもメンバーだけなのだから、全メンバーを以て新入会員をサポートし色濃く多彩な色を創り上げていくのです。

そして、個性あふれる多彩な色を集約し、次代へと繋がる多彩な虹の橋をかけていきましょう。

~郷土「愛」がすべての始まり~

小牧市には陸に目を向ければ県を縦断する大きな国道や複数の高速道路が交差し、空を見上げれば県営名古屋空港などのインフラ設備も整っている事で、数多くの人と企業が集まるまちとなりました。その為、財政指数も高く経済的にもとても豊かなまちとして今もなお発展し続けているまちでもあります。近年では、小牧市民病院の建て替えに始まり、図書館の新設、こまきこども未来館などが設立され、住み暮らす市民にもとても優しいまちとしてとても誇らしく感じます。

そして、小牧には環境の豊かさだけではありません。歴史に目を向ければ、三英傑のひとり織田信長が自身初めての城を築き、天下統一の一歩を踏み出した歴史的場所でもあります。小牧城を有する小牧山は、その歴史と共にどこからでも我々を見守るように聳え立ち、小牧のランドマークとして今もなお誇り高き存在です。

歴史ある文化と環境の豊かさ、そして、小牧に集まった多国籍 の人々の人力も相まって国際力の豊かさも多様に兼ね備えた小牧。我々はこの小牧にどれだけの影響を受け生かされているのでしょ うか。そして、我々は小牧というまちにどんな恩返しができるの でしょうか。

どれだけまちが豊かでも、そこに住まうヒトが豊かであり続けなければ、まちの発展は続きません。モノと情報が溢れ豊かである故、本質や事実も分からない情報に左右され、顔と顔を突き合わせての接する事が減少している事が拍車をかけ、結果どこか孤立してしまい他者との関わりを持つ事への意識も薄れているように感じます。こんな状況下と時期だからこそ、自分一人だけを見るのではなく、周りの人たちへ目を向け、周りの人たちと手と手を取り合う事のできる信頼関係を構築していく事が必要なのではないでしょうか。その小さな連鎖がやがて大きな輪になり広がっていき、まちの発展へと繋がると確信しています。

小牧を「愛」し、住み暮らす全ての人を「愛」し、小牧の発展に

邁進していこうではないか。

~自分自身「I」を磨き続ける事で周りも磨かれる~

青年会議所は最後の学び舎と良く耳にします。本当にそうでしょうか。志を同じくしたメンバーでも諦めてしまう道を選択してしまう事があります。最後の学び舎にする人もいればできない人がいるのも事実です。ただ、そこには大きく違うものがあるのではないかと思います。

それは自分自身の意思の「決断」ではないかと考えます。この青年会議所という環境に身を置き、自分自身が青年会議所に使われる気でいるのか、使い倒す気でいるのか。言われたからやるのか、自らやるのか。中途半端にやるのか、本気でやるのか。ただ、入会も経験値も違う中で皆が同じ熱量を持ち、同じ意識の高さを持ち合わせているとは思いません。私自身、現役メンバーや沢山の先輩諸兄、同期の方に目をかけてもらい導いていただいたからこそ今があり、今まで走ってこれたのが事実です。だからこそ、どんな人とどんな時間を過ごすのか、その時、どんな意識で挑むのかが重要なのではないかと考えます。

人は人と環境で大きく変化できるものだと信じています。そし

て、おかれた環境がどれだけ学べる環境でも、意識を変えないと何もかわりません。どんな小さな事でも先ずは意識を変え真剣に取り組む事で、行動が変わり、習慣が変わり、結果が変わる。であれば、20歳から40歳と限られた青年会議所に使う時間を、もう一度自分の為に本気で費やしてはみてはいかがだろうか。

そして、自分自身が志高く社業、家業の為と思い時間を費やし、活動できているのも、必ずそこには支えてくれている誰かの支えがあって活動ができていることを忘れてはいけません。入会当初は家族の為に、社業の発展の為にと始めた青年会議所も、先ずは自分が支えられて活動できている事に感謝をしていかなければなりません。支えてくれている人達にも自分自身は環境をいただき磨かれているのだから。

~結びに~

私自身、青年会議所を大人の部活動と捉えています。学生時代の学業と部活動と同じく2足のわらじを履き自己の研鑽に励んでいます。社会に出た我々は、守るべき家族や社業など2足では収まらないかもしれません。ただ、思い出してほしいのです。学業も部活も遊びも全力で何事にも夢中だった学生時代を。大人になり全力と夢中を忘れてしまい、挑戦を諦め、自身の限界を決めてしまい、今はやれない理由を探す事が上手になっていないかと。

人は今まで生きてきた中での経験値で自分自身が構築されていくと考えます。なぜなら、自分の経験してきた事が蓄積され、人が生きた証として「人生」を語れるのであれば、自分の経験していない事は語ることができず、語った所で、人の心を動かすことはできないからです。最後の学び舎にするのは自分次第。であれば、常にやれる理由を探すポジティブシンキングに切り替え、中途半端ではなく、先ずは全力で夢中になるに限るのです。

青年会議所には多種多様の仲間がいます。「明るい豊かな小牧の創造」という崇高な目標を掲げ、一緒に走ってくれる仲間と活動を起していく事で、数多くの「修練」が目の前に立ち塞がり、それを乗り越えた自分の身に付いた経験と行動が、仲間や小牧に還元できる「奉仕」となり、結果、真の「友情」として芽生えていくと信じています。

『実践実践また実践 挑戦挑戦また挑戦

修練修練また修練

やってやれないことはない やらずにできるわけがない

今やらずしていつできる

わしがやらねばだれがやる』

平櫛田中

一人ひとりが「愛」を持って人と接し、変革を起す新たな「I」DEAを常に考え行動を起こす。踏み入れてしまったJCであれば、皆で手を取り合いやってやろうじゃないか。JAYCEEとしての使命。

運命で使命を背負ってしまったのだから。

全ての甘えと驕りを捨て一年務めて参ります。